続いて見たのは、「NYに住む20代の一般的なリアル」という触れ込みだったガールズ。
今まではセレブだったり弁護士だったり、自分とかけ離れてるドラマだったので等身大のドラマを楽しみに見始めました。
ただこれが一般的なリアルだとすると・・・NY・・・大丈夫?←
自分探し、友情、金欠、お酒、ドラッグ、恋愛、の繰り返しという感じです。
とにかく皆自由で自己主張が激しく自分に甘く、やりたいようにやってうまくいかないドラマです。
作家志望で親から仕送りが打ち切られた言い訳が多いハンナと
真面目だけど融通がきかないマーニー、
人を翻弄しがちなジャンキーのジェッサ
ジェッサの従妹でいつもなにか分析してる早口なショシャンナ
の4人の生活なんですが、どのキャラクターにも好きになれずイライラしました…。
もちろんスラングばかりだし、物は壊すしゴミは投げるし理解出来ない行動の連続です。
でもなんだかあの自己主張だったり言い訳だったり全力でこじらせてる中に、なんとなく自分の黒歴史を見ているような少しの共感が芽生え、そこが大ヒットにつながったのかなーと思います。
また日本人って人の目を気にしすぎるし、他人にも自分にもすごく厳しいし「常識」がかなり重いですが、それに息苦しさを覚えていたり「こうしなきゃ!」って思いすぎている人には見て欲しいです。
自分の思ってた「常識」が吹っ飛ぶから 笑
思い通りにならない自分を責めたりする前に、このドラマを見て「あ、自分全然大丈夫だった」って思うのにぴったりな、ある意味日本に必要なドラマかも 笑
日本もここまでじゃなくとも自分らしく生きて、他人の事も寛容に受け入れる社会になって欲しいです。
「男らしさ」とか、「女らしさ」とか「母親なんだから」とかそーいうの取っ払いましょ~!
アメリカドラマ見ると、ああ言いたいことってこんなハッキリ伝えていいんだなーと思うけどその最たるものがガールズというか…。
固定概念を崩壊させるのにいいドラマです。
そしてこのドラマのすごいところは、主人公ハンナを演じるレナ・ダナムがこのドラマの制作・監督・脚本・主役をしていること。
2012年当時25歳くらいだと思うんですが、若くしてなんて多才なんでしょうね…。
youtubeに自主制作の短編映画をアップして知られるようになったんだそうです。
それを知ってから見ると、またハンナも違って見える 笑